CQ出版社セミナー参加@コントローラー&モーター巻き方講座
まず、スゴくないっすか!?
モーターを巻く って?
恥ずかしながら、初めての経験です。
電動専門修理店の看板を掲げてはいるモノの、こと、コントローラーの仕組みやモーターの巻きの理屈など、まったく知らないままでした。
モーターとは、ボビンに銅線を巻き、その周りに磁石を回し、反発と吸着の運動をうまく使い、回転エネルギーに変換するわけです。
その電気の出し方を制御するのが、インバーター&コントローラー。
電気を送るのが、バッテリーです。
書けばカンタンな理屈ですが、その回転エネルギーを引き出すタメの理屈は、凄まじく専門的な公式で成り立っているコトがわかりました。
モーター出力・・・つまり、電動で動く乗り物に関しては、すべて理屈(計算)でスペックが決まると言って、過言ではないと思います。
また、勉強すればするほど、エネルギー損失が、これまでのガソリンレシプロエンジンに比べ、格段に少ないコトも、理屈からわかりました。
前述が長くなりましたが、以前のブログでも登場した、CQカートレースにてご紹介頂いた、CQ出版社さまのモーターの巻き方セミナーに、今回、申し込み、受講させて頂きました。
セミナーを開催した場所は、巣鴨駅近くのCQ出版社ビル内。
結論としては、ひじょーーーーに勉強になりました。
全国から、会社で常々、電気に携わっている職業の方も受講され、その方たちと共に、一緒の教室で勉強させて頂きました。
そーした皆さんに聞いた限り、なかなかこーした、基本学科・実務・試乗 など体験できる一貫したコアなセミナーは存在せず、貴重だ。と、満場一致のご意見。
そんな貴重なセミナーに、イイタイミングで参加できたのは、とてもラッキーでした。
まず、1日目の午前中は、コントローラーの理屈をスライドで勉強します。
抵抗や、チップ、電子部品の説明を聞くのですが・・・しょーじき、わたしにはなかなかむずかしー内容であり、2割も把握できなかったです。
ですが、わからないなりに、それがどー役割を果たしているか?
が、なんとなーく、わかるよーになりましたので、あの複雑なチップが混在するコントローラー基盤を見た時にも、ひとつのパーツと見ていたコロと少し違う観点で見るコトができるよーになりました。
形を見て、これがどんな役割を果たしているかわかるよーになれば、それは、ひとつ進展があったと思います。
そして、午後は、実際にキットに付属する基盤に、そーした電子部品をハンダ付けして組み上げていくコトになります。
普段からドロ臭い仕事をしていますので、ハンダ付けには自信があります。
ですが、皆さん、職務の中で行っている猛者たちで、さすがにスピーディにキレイに仕上げができるよーです。
わたしも負けじと一生懸命、速くかつキレイに作業をしたつもりでしたが、すべての作業の完了は、18:00近くになってしまいました。
CPUソケットの取り付けは、さすがにめげました。。。w
ただ、こーした苦労も、事前に用意されたモーターに繋いで、回転チェックなどを行う際に、「フイーーーン!」と回った瞬間に、吹っ飛びます。
自分でパーツを付けたコントローラーが機能するのは、なかなか気分がイイモノです。
これは、電動に携わる方、絶対に経験されたほーがよろしーかと思います。
もちろん、日々、商売として携わるわけですから、コストと利益はてんびんにかけて仕事を遂行する必要性がありますので、こーした分解して修理するコトよりも、ユニット交換をいかに迅速に対応するか?がキーとなってきます。
ですが、それもこれも、中身を理解してやるのと、まったくちんぷんかんぷんのままやっているのと、かなりの差があるかと思います。
理解してなお、商売に徹するコトができるか?が大切かも知れません。
まして、コト、バイク販売業としては、販売店=修理店 とゆー形態となります。
やはり、こーしたセミナーの受講は、必須とも言えるかも知れません。
そして、2日目は、いよいよモーターを巻きます。
これは、力ですね。
コントローラーは理屈と根気でしたが、モーターを巻くのは筋肉です。w
いわば、得意分野。
どんどん20ターン巻いちゃいます。
コツがつかめると、これまた楽しく楽しくてしゃーない!
途中、ブチン!っとか切ってしまったコトもありましたが、滞り無く完成。
自分で組み立てたコントローラーと、自分で巻いたモーターが、回った時の嬉しさったら、ないです。
これは、じゅーぶん教育ですね。
EV教育の醍醐味は、教室がひとつあれば、実現できますね。
エンジンだと、排気システムなどが必要となりますが、電気モーターの実務教育は、それこそ、レンタル会議室などでもできます。
こんなすばらしーセミナーは、東京だけではなく、全国で行って頂きたいと思いました。
もちろん、理屈も大切ですが、何よりモーターが回るとゆー結果が、わずか二日間で体感できるのは、お手軽であり、EVの世界をのぞき見するには、もってこいです。
最後は、それらのコントローラーやモーターをキットとして組み上げたCQカートの試乗会をビル内で体感させて頂きました。
参戦を考えていた、わたしとしても、まさに魅力のある二日間でありました。
今回の記事はどぉ~でした?
今回のセミナーデータ
セミナー:実習・モータ&インバータの原理と組み立て
場所:巣鴨CQ出版社セミナールーム
開催日時:2015.11.12/13
Tag: CQ出版社 CQカート ブラシレスモーター コントローラー 実習 組み立て キット
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